(c)Korn Vandoren
大阪音楽大学の教授でもあるフランスのクラリネット奏者のフローラン・エオ氏(Florent Heau)とコンタクトが取れましたので、簡単なバイオグラフィーと最新情報をご紹介します。
まずはエオ氏について。日本にもなじみのある方なのでご存知の方も多いかもしれません。
エオ氏はパリ音楽院で、ミシェル・アリニョン氏(Michel Arrignon)のクラスで学びました。
1991年から1995年の間に国際大会でいくつかの一等を獲得した後、すぐにフランスのクラリネット・シーンの最も重要な人物の一人として自身を確立しました。
Thierry Escaichの “Chant des Tenebres”(クラリネットとオーケストラのための協奏曲)、Felix Ibarrondoの “Aizgor”、Nicolas Bacriの “Sonatina lapidaria”、Karol Beffaの”Encore”などのいくつかの初演に貢献しています。 2011年、フィリップ・エルサン氏(Philippe Hersant)のクラリネット協奏曲をブルターニュ管弦楽団と初演しました。
様々なオーケストラのソリストとしても活躍しています。
著名な教師でもあり、パリ地方音楽院と日本の大阪音楽大学のクラリネットの教授でもありす。ヨーロッパ、中南米、アジアの多くの国々で教鞭をとるように定期的に招聘されています。
続いて最新情報です。
つい最近までハンガリーとキューバに行っていましたが、次の旅先は日本。来週来日されるそうです。
大阪音楽大学で11/10にマスタークラスを行います。11/14にはビュッフェ・クランポンのアニバーサリー・コンサートで演奏します。
作曲・編曲や楽譜の校訂も行うそうで、最近の出版作品としては、
・マラン・マレーの「クラリネットのための5つの小品」
・スケールブック「Gammes, Arpeges et Vocalises – Vol 4」
・バッハのエチュード
・ビゼーの「Carmen strips」
などがあります。
最新のCDは以前Wind Band Pressでも紹介した、ピアソラの作品をまとめた「Une Histoire de tango」です。
またもうすぐブラームスのクラリネット三重奏曲(作品114)、クラリネット五重奏曲(作品115)のCDが出るそうです。
以上、フローラン・エオ氏の最新情報でした。
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